XPとのデュアルブート

Windows XPとWindows7のデュアルブート


HDD1台毎にそれぞれOSをインストールする場合

BIOSで起動ドライブの優先順位の変更を行えば、Windowsブートマネージャについて意識する必要が無くWindows7を起動可能。

ただし、OSを追加インストール時に、元々OSをインストールしていたHDDを外しておく必要がある。

また、起動するOSを変更する度にBIOSの設定変更が必要となる。


同一HDDに、パーティションを切ってインストールした場合は、上記の方法を取ることは出来ない。


Windows7インストール後にWindows XPをインストールする場合

ブートローダがWindows7のBOOTMGRから、XPのNTLDRに書き換えが行われる。
NTLDRではBOOTMGRを検出不可のため、Windows7が起動不可となる。


-BOOTMGRを復元させる場合
Windows 7のインストールディスクをセットし、コマンドプロンプトから下記コマンドを実行。
※コマンドはDVDドライブがE:\で、C:\にWindows7をインストールした場合。


E:\boot\bootsect.exe /NT60 All
C:\Windows\System32\bcdedit.exe /create {ntldr} /d "Windows XP"
C:\Windows\System32\bcdedit.exe /set {ntldr} device partition=c:
C:\Windows\System32\bcdedit.exe /set {ntldr} path \ntldr
C:\Windows\System32\bcdedit.exe /displayorder {ntldr} /addlast

(Windows 7 64 bit のDVDに含まれる bootsect.exe は、32 bitの XP では起動出来ません。
セットアップ DVD で起動して、修復のコンソールより実行可能)

WindowsXPインストール後にWindows7をインストールする場合

Windows7のBOOTMGRでXPのNTLDRを検出できるので、起動時の選択で「以前のバージョンのWindows」を選べばXPを起動可能。


上記の通りXP環境を利用することを前提とするなら、先にXPをインストールしておいた方がブートローダーの修復の手間が省ける。



【参考】


その他ツール

Windows Vista以降のOSのマルチブート設定を編集できるソフト「EasyBCD」
Windows Vista以降のOSでは、ブートローダーの設定はBCD(Boot Configuration Data)ストアと呼ばれる領域に保存されるようになっており、これを編集することでブートローダーをカスタマイズすることが可能。

マルチブート環境で次回利用するOSを指定して再起動できる「iReboot」
タスクトレイの右クリックメニューから再起動後に利用するOSを切り替え可能

  • 最終更新:2011-02-20 23:41:46

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